top of page
ブログ: Blog2
検索
  • 執筆者の写真hibiki takahashi

Burgundyミ二AL『FACE』3月6日発売


インタビュー・テキスト・編集:高橋響

撮影:山口力毅


 

Burgundy、待望の1stミニアルバム『FACE』が3月6日に発売される。今回はそのリリースにあたりVo/Gtの立花龍さんにインタビューをしてきました。


 
嫌いなものを提示するより自由な水槽で泳いでいたい。

-『FACE』というタイトルはどういう意味ですか?


立花龍:メンバーがコロコロ変わっていたけど今の4人に固まったっていうのと音源を出すまで音楽性がずっと迷走していて、最初は轟音オルタナティブ系でやろうと思ってたし…そんな中、方向性も定まってきて名刺代わりの1枚目。かなり安直な発想だけどそういう意味を込めた。


-Burgundyの顔になる1枚という意味なんですね。昔のデモ音源とは大分方向性が変わっていますよね。


立花龍:あの頃はJAW BOXみたいなバンドがやりたかった。今のベース(井上まさや)が入って自然と音楽性も変わった。聴くまでは顔が見えないって意味でジャケットはのっぺらぼうにしてる。


-ミュージックビデオを頑なに出さないのはどうしてですか?


立花龍:リードトラックを広めなきゃって意図が先行しているミュージックビデオが苦手で、リリースのタイミングに絶対合わせなくちゃって感じとか。最近プロモーションビデオをミュージックビデオと言うようになったのはプロモーションビデオだと"宣伝のために作ったもの"って強調されると良くないことがあるからみたいなんだけど。その見栄あんまり意味ないなって思ってライブビデオとリリックビデオをプロモーションビデオと言い張って公開してる(笑)。所謂ミュージックビデオも今は作っている。リリースの前に納期があってみたいな考え方を一旦捨てたい。曲に対して一切妥協しない映像作品が完成したらあげようと思ってるかな。これは楽しみにしていて欲しいです。



-『金魚の庭』のリリックビデオを見ました。歌詞はどうやって書いてますか?


立花龍:最初はハナモゲラ語でデモを録るんだけどそのあとで曲の音色とか空気感でタイトルを決める。『金魚の庭』はキラキラなイメージがあったから「キラキラしているものってなんだろうな」と思ってキラキラしているものを沢山見に行った。その時に金魚展を見に行った。


-(笑)金魚だけが展示されているんですか?


立花龍:そうそう。でっかい水槽に展示されている金魚を見て「コレだ」と思った。綺麗なんだけどよく見ると水槽の中にフンがあって汚いのも良い。ミュージシャンはみんな見栄を張りたがる。金魚にも赤いやつと黒いやつがいてミュージシャンにも赤字、黒字があって…それを風刺した感じかな。



-或る感覚の話を聞かれるのは嫌ですか?


立花龍:全然嫌じゃないよ(笑)。


-ありがとうございます。或る感覚の時は世間の流れに沿ったバンド活動をされていたと思うのですが、Burgundyになってその流れを全て無視して好きなことをやろうという意思が伝わってきます。そのシフトチェンジに理由はありますか?


立花龍:全てにおいて縛られない場所をBurgundyで作りたかった。それで『楽園』って曲ができたし、ミュージックビデオをリリースに間に合わせるとかリリースするからライブの見せ方を変えるとかそういうのが全て縛りに思えてきて…だからBurgundyでは自由度を優先してる。


-ライブもかなり自由度が高いですよね。


立花龍:ライブでは決まったフレーズを弾かないかな。長さはある程度決めてるけど。とにかくハッピー、自由でありたい。世間に物申したい気持ちは特に無くなっちゃって、嫌いなものを提示するよりは自由な水槽で泳いでいたい。好きなことをやっていたい。これが逆に言うと伝えたいテーマかな。


-或る感覚の『エンドビールで乾杯』という曲が個人的にBurgundyを感じると思っていまして、アウトロの長さとか売れるバンドのやることじゃない感じがします…


立花龍:あれは構成を一切決めないでワンコードセッションをしてできた曲で、どうにかパッケージングしたくて無理矢理フィッティングさせたからああいう長さはあるのかな。だから歌詞カードにも載せなかった。セッションでできた曲だからね。お客さんにマイク渡して好きなこと歌わせたりしてたし、そういった部分での自由度はBurgundyで昇華したかな。


-Burgundyファーストワンマンの最初の曲でしたね。


立花龍:最初はソロプロジェクトとしてやっていくつもりだったからね。或る感覚の曲とかをやっていこうと思っていたけど初志貫徹できなくて(笑)。全然ブレてしまうけどこのままブレ続けるのも悪くないなって。

名盤です。

 
3月10日(日)The Muddies企画「Hello Godbye」

-3月10日(日)にthe five moriokaでThe Muddies主催のライブがありますよね。意気込みなどあればお願いします。


立花龍:The Muddiesが本当にBurgundyの音楽を理解してくれているし、高校生のお客さんに見て貰う機会がほとんどないから楽しみ。理解してくれて彼ら自身も良い音楽やっていて地元の後輩としても可愛がってるし…呼んでくれてすごく嬉しい。


-ありがとうございます。The Muddiesの宣伝にもなればなと思って(笑)。


立花龍:なるんじゃないかな(笑)。


-The Muddies企画は人を集めるよりも好きな音楽集めた感がすごくて…


立花龍:攻めすぎだね(笑)。ノリ方わかんないと思うけどまだまだタテノリでしか踊れない人も多いから…良い意味で常に何かにキマっててほしいね。


 

Burgundy『FACE』収録内容


1.楽園

2.リキッドメタル

3.金魚の庭

4.0

5.天国


閲覧数:324回0件のコメント
bottom of page